東京と山梨
今回、イベント出展のために一週間の間、東京で過ごしました。
私は東京生まれの東京育ち。
都会っ子です(笑)
だから東京は私のふるさと。
期間中は実家に泊まり、久しぶりに父と一緒にご飯も食べることができました。
朝は主人と一緒に電車で出勤。
田園都市線は高校生の時の通学路。
ピークは外れたとはいえ通勤ラッシュの電車は久しぶりでした。
山梨では日頃、車で移動しているので、通勤ラッシュは新鮮!
人と人の距離。
歩く速さ。
隣り合わせた人達の表情。
隙間なく並んで、同じテンポで、みんなが下を向いて黙々と階段を上がっていく光景は、少し怖かった…
建物の中に入ってしまうと冷房で肌寒いくらい。
一日中、どんな天気だったのかも全くわからない。
コンクリートに囲まれた街並みでは、夏の日差しは気温以上に強烈に感じられました。
夜中でも街頭が煌々と明るく、きっと残業だったのかたくさんのスーツ姿の人が駅に向かって歩いていました。
ビルが高くそびえ、窓の明かりがモザイクのように明るくて。
あぁ、東京ってそうだった。
分刻みで動いて、
その日の天気に影響なく働いて、
いつも下を向いていた私。
何かを埋めるように買い物したり、
ご飯を食べていた。
いつもどこかが欠けていて、乾いていた感覚。
実は搬入のための初日に「山梨へ帰りたいなぁ」と呟いていました。
「田んぼは大丈夫かなぁ」といつも気になっていたり。
山梨の空気の匂い。
連なる山並み。
空の広さ。
空色と緑に包まれた景色。
自分でつくったご飯。
カラダとココロが「自然」を求める感覚を、久しぶりの里帰りで思い出しました。
帰ってきて、一週間ぶりに見回った田んぼでは出穂が始まり、
豆たちはモリモリ元気に育ってました。
畑の作物に向かって
「みんな、頑張ってくれてたな」
と呟いた旦那さんのひと言がしみじみと嬉しく感じられました。
東京でしか味わえない空気
山梨でしか味わえない空気
ココロの隅々まで深く吸い込んで味わった一週間でした。
(hana)