【参加募集】 職人さんと一緒にミニほうきを作ってみよう
\ 申込受付開始 /
◎ひだまり暮らしの手しごとの会
#02ミニほうき作り
我が家で使っている松本箒。
伝統的な製作技法に加えて、ディテールにもこだわりが垣間見える箒。
日常の掃き掃除に使いやすく、そして佇まいもオシャレ。
そんな松本箒を紹介したいなと思い、箒職人の米澤氏をお招きしてのワークショップを企画しました。
今回作るのは、フルサイズの箒ではなく、ミニサイズの箒です。
卓上箒として、細かいところの専用箒として活躍してくるれるサイズです。
壁にかけておいても可愛いですね。
フルサイズの箒については、我が家のものをお試しできます。
購入でいるものもいくつかご用意していただく予定です。
職人から直接手解きを受けることが出来る機会です。
また、箒の選び方やおススメの使い方など、職人目線のポイントを教えてもらいましょう。
ミニほうきを作りながら、箒の魅力を体験する時間を過ごしてみませんか。
【体験レポート】
松本市で開催された「伝統工芸品展」で、ミニほうき作りを体験してきた時の様子です。
【工房訪問記】
米澤ほうき工房さんを訪ねた時の様子です。
【講師紹介】
米澤資修(よねざわもとなお)氏
米澤ほうき工房3代目。
箒の原料であるホウキモロコシの栽培から製作、販売まで行います。
伝統工芸品展、日本民藝館展からIFFT、roomsなど幅広いイベントに参加し昔と現代の融合した飾れる箒を目指しています。
【松本箒】
全国各地で作られていた箒ですが、長野県では中野と松本で作られていました。松本箒(「まつもとほうき」又は「まつもとぼうき」)は主に野溝地区で作られていたために、「野溝ほうき」とも言われます。
『明治の初めころ矢崎平作の父という人が、旅で覚えた箒づくりの技術とホウキグサの種子をたずさえて、故郷の野溝(松本市)へ帰ってきた。野溝は水に恵まれず、田んぼもなく、かわいた畑地帯であったから、ホウキグサの栽培はいい考えであった。』
上記は松本民芸館の創始者の丸山太郎さんが昭和46年に書いた文章です。(「手づくり-信濃の美1-」信濃毎日新聞社 昭和47年発行)
松本ものづくり伝承塾実行委員会から発行されている冊子「名工・名産品ガイドブック」には、『(前略)その歴史は、慶応年間(1865年~1868年)まで遡ることができます。農家の副業として、最盛期には120戸から130戸の農家で作られていましたが(後略)』と書かれています。
どうやら松本ほうきの歴史は、江戸時代から明治時代に移り変わるころから始まったようです。約145年前から続いていることになります。
(『新まつもと物語』より引用)
▼日にち 4月22日(土)
▼場所 甲州市塩山竹森(参加者には詳細の地図をご案内します)
▼募集 15名(各時間帯3名)
▼参加費 3,500円(家族で参加される場合は+1,000円/人)
▼日程 10:00~11:00 ミニほうき作り①(満席)
11:00~12:00 ミニほうき作り②(満席)
12:00~13:30 食事会(講師を囲んでの交流会)
13:30~14:30 ミニほうき作り③(満席)
14:30~15:30 ミニほうき作り④(満席)
15:30~16:00 お茶会(講師を囲んでの交流会)
16:00~17:00 ミニほうき作り⑤(残2名)
※ご自身がミニほうき作りをされている時間以外も、会場内に滞在していただいていて結構です。庭にハンモックをご用意しますので、お寛ぎください。
▼内容 「米澤ほうき工房」米澤資修氏によるミニほうき作り体験会。
一人ずつミニほうきを製作し、お持ち帰り出来ます。
各回3名様で、順番に米澤氏のレクチャーの後に作り始めます。
食事会及びお茶会の際に、米澤さんから詳しいお話を聞く時間を設けます。
▼申込 hidamari8787●gmail.com(●⇒@)
件名「ミニほうき作り」、本文に下記を明記の上お申し込みください。
(1)氏名
(2)希望時間帯(①~⑤)
(3)同伴者の有無(人数・年齢又は学年)
(4)食事会への参加の有無
(5)携帯電話番号(当日緊急連絡用)
▼持物 食事会でのお惣菜一品(一人に付き一品)
▼交通 (1)車のでお越しになる方
中央自動車道 勝沼ICより約20分
(2)電車でお越しになる方
JR中央本線 塩山駅
↓
南口バス乗り場より「大菩薩峠登山口行き」
↓
バス停「室屋入口」下車
↓
徒歩(約15分)
※本数はとても少ないのでご注意ください
▼キャンセルポリシーについて
前日当日100%
▼その他 ※製作開始時間は進行状況によって若干前後する可能性がありますので、30分前を目安にお越しください。
【主催】
ひだまり(農的暮らしを実践する夫婦)
ハンモックのWEBショップ「hammock style」を運営する傍ら、自宅用のお米や野菜を栽培している。
畑と食卓をつなぐおうちごはんの「料理教室」(クシマクロビオティックインストラクター)、
大豆の種蒔き~味噌づくりまでを一緒に行う年間プログラム「はたけ日和」、
ひだまりの暮らしを体験する1日「ひだまりリトリート」、
染物や加工品作りを行う「暮らしの手しごと会」など、
農的暮らしに関心のある都市部の人達に向けて、自宅や農園を活かした取り組みを行っている。
http://hidamari957.wixsite.com/hidamari
桃で染めて、桃色に染まる
塩山の春は、梅と桜と桃がほぼ一緒に咲きます。
特に桃は、それはそれはうっとりする「桃源郷」🌸
ほんとうの「桃の枝」だけで染める、やさしい桃色♡
空気までが桃色に染まる桃源郷を想いながら、染めています🌸
↑ガスではなく、薪の火で全ての工程を進めています。
やっとやっと桃色に近い色が現れてくれました♪
オーガニックコットンのふんわりとしたストールを、この桃色で染めて、桃源郷を眺めたら、どんなに夢心地でしょう♡
自然が相手なことは畑も、草木染めも、なかなか思った通りにいかないのが、また奥深い!
その時の空気や風、気温、桃の枝の状態、薪の火加減…まさに一期一会の色。
↑「精錬」。真新しい布でも糊や油や汚れなどで、布をあげるとお湯がビックリするぐらい濁っています。この後は濃染処理をします。しっかりと布の下準備をすることで、色の現れ方が全く違うのです。準備大切‼︎
↑染料を煮出しています。温度調節も含めて、奥深い工程の一つ。
↑染めています。
↑これも桃の枝からいただいた「たまご色」。同じ染料から、こんなに違う色が出てきます。
↑テスト染めの布たち。右から2枚が桃の枝。左2枚が庭のヤブカンゾウ。真ん中が葡萄の枝で染めたもの。春色のグラデーションに、この布を眺めているだけでテンションが上がります♡
あと少し!
あと少し試行錯誤を重ねたら、きっと「桃源郷」に近づけそう🌸
この春は、たくさんの人と桃色を楽しめたらいいな♪
あぁ、ワクワク🌸
(hana)
「ひだまりごはん」とは
ある日のひとりご飯。
一汁一菜。
・おにぎり「福米」五分づき。(無農薬無化学肥料で2016年度のうちのお米)
・お味噌汁 大根とお揚げとひだまり味噌「一年もの」。
・たくあん (無農薬無施肥のひだまり大根で漬けた自家製)
おにぎりが大好きです。
母が握ってくれた丸いおにぎり。
美味しかったな。
なので、私もいつもは丸いおにぎり。
佐藤初女さんのように、心込めてふっくら握れるようになりたいな。
お味噌汁は本当に毎日でも飽きない大根と油揚げ。
お味噌が美味しいので、もう出汁をとるのもやめました。
野菜からの出汁とお味噌の旨味だけで最高に美味しいから。
たくあんは、本当にたくさん漬けて、たくさん食べたー!
3樽漬けて、残すは3樽目の最後の段に。
「もう残りわずかだよ」って伝えたら、旦那さん「えー、寂しいなぁ」ですって(笑)
なんとも有難い言葉。嬉しい。
一汁一菜。
どれもシンプル。
テクニックなんてほとんどいらないご飯。
でも最高に美味しい‼︎
だって、この食材たちの「ストーリー」を全部知ってるもの、語れちゃうもの。
お米もお味噌も野菜も。
手塩にかけて、一緒に季節を重ねて、この手で収穫して、保存食にしたもの。
食材の「生命」を見つめてきたから、美味しいって「知ってる」。
だから、食材そのものの味を引き出して、味付けは最低限にシンプルに、「引き算」の料理。
それが「ひだまりごはん」。
よく「医食同源」というけれど、私は「医食農同源」だと思っている。
これはマクロビ教室の師匠から贈られた言葉。
「医食農同源を体現することこそ、真のマクロビオティックですね」とメッセージいただいたのが、今の私のご飯の根底を占めている。
それが「ひだまりごはん」。
食材は「生命のエネルギー」そのものの。
食べることは生命をいただくこと。
料理は生命の移し替えであること。
食材の生命に対するリスペクトをもって包丁を手にすること。
それが「ひだまりごはん」。
私たち自身はベジタリアンではありません。
お肉もお魚も有難くいただいているし、たまには外食も楽しみます。
止むを得ずコンビニに駆け込むこともあったりします。
でも「やっぱり家で食べるご飯が一番美味しいね」と、立ち返る「場所」があるのです。
「いただきます」の真の意味を、心からの実感を伴って言えること。
それが「ひだまりごはん」なのです。
さぁて、今晩のご飯は何にしようかなぁ♪
(hana)
白菜の菜花に想うこと
昨年の冬に白菜の苗を植えました。
時期が合わなかったのか、結球しませんでした。
時にヒヨドリのご馳走になったり。
もう諦めて、「ごめんね」って話しかけたり。
なのに、春めいてきた頃から薹が立ち、花芽がついて、黄色い花が咲きました!
山梨のお友達が、やっぱり結球しなかった白菜の菜花を楽しみにしていると聞いて、そんな食べ方もできるのか!と目からウロコ。
しばらく花芽を増やして、とうとう収穫。
素手でやさしく、ポキン♪と折って。
「ありがとう、いただくね」と話しかけながら。
脇芽もたくさんあって、なんと両手で持つほどに収穫できました。
黄色いアブラナ科の花が春の陽射しに輝いているように見えて、本当に絶妙に美しく咲いていて。
ちょっと胸が痛んだけど。
花だけ飾っておこうかと思ったけど、生命を命として移しとろう!と決めました!
新鮮なままに、一番美味しくなるように、シンプルな味付けにしよう!
茹で加減は鍋に張り付いて、じっと集中。
生のシャキシャキとのギリギリの茹で加減。
盛り付けも花は花、葉は葉、茎は茎でなるべく整えて、畑にいたときのままに。
シンプルにお醤油をほんの少しだけの味付けで。
さっきまで畑にいた菜花。
生命のエネルギーがダイレクトに身体の隅々まで染み渡るのが感じられて、しみじみと「いただきます」と思った。
お腹の中から、菜花の黄色で染まったような♡
「食べる」というのは、こういうことなんだ。
全ての食材に生命があって、料理とは生命の移し替えなんだ。
いただきます
ごちそうさま
ありがとう
(hana)
ひだまり味噌の開封の仕方
2016年度は本当にたくさんの方とお味噌を仕込むことができました。
ありがとうございました!
でも、お味噌は仕込むことが「ゴール」ではなく、
ここから熟成していくまで、愛情こめて育んでいく「スタート」ですね。
とはいえ、仕込む時にお知らせしたように、ひだまり味噌は天地返しをしませんので、冷暗所に置いておけば、あとは「美味しくなーれ♪」と話しかけるくらい(笑)
だいたい10月頃にドキドキ、ワクワク、開封の時が楽しみですね!
ちょうど2016年1月に仕込んだ「一年物」の樽を開封したので、開封の仕方をお見せしますね!
外蓋を開け、漬物袋を開けた状態。
まずはアルコール消毒した晒しが一番上にあります。
拡大した写真。
カビはほとんどありません。
わぁい♡
漬物袋に味噌だまりが付いているので、キッチンペーパーにホワイトリカーを湿らせて拭き取ります。
付いたままにしておくと、それがまたカビる原因になります。
また、味噌だまりが固まったような「びろ〜〜ん」としたものが、漬物袋などに付いていることがあります。
豆の煮汁「あめ」が染み出して変化したもののようです。
ご心配な場合は取り除いてください。
晒しを取り除きます。
あぁ、感動の再会〜♡
写真ではカビは全くありません。
もし、ここでカビがあれば取り除きます。
取り除いてしまえば、内部はちゃんと食べられますので、安心してくださいね。
使う分だけタッパーなどに取り分けます。
内部の方を少しかき混ぜながら取り出します。
取り分けたら、上部をよく平らにならします。
再び漬物袋を、空気を追い出すようにしっかり密着させて封をします。
漬物樽に付属していた中蓋はここからは使わなくても大丈夫です。
樽はまた冷暗所に戻します。
私達はこんな風にして、日々美味しくお味噌をいただいています♪
もし、何かご不明な点がありましたら、遠慮なくご連絡くださいね!
(hana)
【レポート】『自然に還るリトリート』〜微細な感覚に触れる 味噌仕込み瞑想編〜
春分の日も近い3/18土曜、3/19日曜に馬路先生とのリトリート『自然に還るリトリート〜微細な感覚に触れる 味噌仕込み瞑想編〜』を開催しました。
今回は馬路先生による初めての連日開催でした!
まずは朝のご挨拶。
2日間ともうららかな春の陽射しの中、スタートしました。
初日は富士山もお出迎え。
私のヨガ友と嬉しい再会。
一緒にビーチヨガしたのが懐かしいな♪
yogaの時間。
お部屋チーム。
お庭チーム。
地面はデコボコなのに、このポーズはすごいです。
トップインストラクターや上級者の方が多いので、「レッスン」というよりも「練習」という雰囲気。
自分の好きな場所を選んで、馬路先生に導かれながらも自分のペースで、自分のレベルで、それぞれが自分のカラダと、内側と向き合う時間。
自由で、和やかで、たくさんの笑い声に満ちていました。
馬路先生を初め、女性の自由で和やかな笑い声は、それだけで空間を幸せで満たしてくれますね♡
そういう空間でお味噌を仕込めるって、美味しいお味噌になるために大切だと思うのです。
しっかり練習して、カラダをすっきり調整したら、ランチタイム。
ひだまり味噌をたっぷり使った「ほうとう」。
実は隠れた主役の大根もたっぷり。
冬の保存食に込められた暮らしの知恵がつまったご飯。
「青大豆の一生」を写真でお伝えしました。
種まきから始まり、お味噌仕込みで終わる青大豆の一年。
全ての食材が「生命」であること。
それを感じていただけて嬉しかったな。
大釜では青大豆がふっくら茹で上がり♪
手動のミンチ機で青大豆をミンチにしていきます。
ここでも笑顔が溢れます。
こんな風に手作業してもらえて、青大豆も嬉しいだろうな♪
ミンチした青大豆が冷めるまで、みなさんもひと休み。
ハンモックシエスタです。
ゆらゆら。
うとうと。
至福のひととき。
青大豆も冷めたので、さぁ、お味噌仕込みです!
まずは塩きりから。
米糀が「チーズみたい!」と、美味しそうにつまみ食いされていました(笑)
夫婦仕込み。
「味噌玉はこんな感じ」
丁寧に、愛情込めて。
美味しいお味噌になる「おまじない」。
馬路先生によるクリスタルチューニングをお味噌に。
これは美味しくなること間違いなしですね!
一つ一つの樽にクリスタルが置かれて。
馬路先生がお味噌のお母さんみたいです。
完成ーー!
記念写真。
初日のみなさん。
2日目のみなさん。
みなさん、とっても良い表情をされています。
2日目のみなさんとはティータイムの時に一日の感想をシェアしました。
忙しい毎日であること。
電子機器に囲まれて、自然が少ない環境であること。
食事が思うように摂れないこと。
土の上を久しぶりに歩いたこと。
お料理の味付けがなかなかうまくできないこと。
いつものスタジオと違う環境でヨガをした新鮮な感覚。
どれもどれも、私には深く深く共感できることでした。
「インラケチ」
古代マヤの言葉で「もう一人の私」という意味。
まさに山梨へ来る前の私そのものでした。
「いつかの私」に青大豆が、お味噌仕込みが、ひだまり時間が届いたようで、本当に有難く、嬉しいシェアタイムでした。
これぞまさしく「味噌仕込み瞑想」ですね‼︎
ひだまりからお嫁入りしていく青大豆が、ここからはお味噌としてみなさんのお手元で愛情いっぱいに育まれていきますように♡
2日間の連日開催も、たくさんの笑顔でいっぱいにしてくださった馬路先生。
洋平さん。
そしてご参加いただいたゲストのみなさん。
本当にありがとうございました‼︎
これにて2016年度のお味噌仕込みは全て終了です。
たくさんの方にお味噌の輪が広がったこと。
素敵なご縁をいただいたこと。
心から感謝の気持ちでいっぱいです!
本当にありがとうございました!
みなさんのお味噌が美味しく美味しくなりますように♡
(hana)