【レポート】「暮らしの手しごとの会」#01黒大豆味噌仕込みとひだまりごはん料理教室』

「暮らしの手しごとの会」の第1弾は黒大豆味噌仕込みと、ひだまりごはん料理教室です!

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この日もうららかなお天気に恵まれました。

 

青大豆と一緒に隣り合って育った黒大豆。

無農薬無施肥で育ちました。

晩生(おくて)の黒大豆の特徴もあわせてお話ししました。

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そしてお料理教室。

山梨のソウルフードほうとう」を、マクロビオティックの観点からもお伝えしました。

地元の方もいらっしゃって、山梨あるあるで盛り上がりました。

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優秀なアシスタントさんもいて助かりました♪

 

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黒大豆を使った「ごんじり漬け」の一番のポイントは煎り具合。

煮ないで作れるお豆料理にみなさん興味深々のようで、嬉しかったな♪

 

煮上がった黒大豆。

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煮え具合を味見した時に、「甘い煮豆より、このままの方が美味しい」と言ってくれたのがとても嬉しかったです。

美味しい食材は本当に最小限の味付けだけで充分!

 

ここでも優秀なアシスタントさん達が積極的にミンチ作業をしてくれました。

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「お腹空いた〜〜」

「いただきます」もフライング気味に(笑)モリモリ食べてくれました!

自分で作るのに参加したほうとうの味を覚えていて欲しいです。

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お腹いっぱいになったところで、ハンモックシエスタ

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あれ?

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パパさん、いつもお疲れ様です。

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私の幼馴染みが参加してくれました。

彼女とは保育園、小学校時代を共に過ごしました。

女子高生時代は郵便屋さんもビックリするくらい文通を交わしたり。

お互い大人になったけど、今も変わらずつながれていることに感謝です。

こんなツーショットが撮れるなんて嬉しい!

 

さて、塩きりです。

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大きな手と小さな手が一緒に。

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家庭科の授業で作ったお手製の割烹着と三角巾がよくお似合いでした。

(家庭科の授業って、今になってみると暮らしの手しごとがたくさんあったんですね。今さら受けたい!)

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親子が一緒に仕込むお味噌は豊かです。

親と子。

姉と弟。

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一つ一つの工程に溢れんばかりの笑顔と愛情を込めて。

 

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そして「おまじない」を記します。

 

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愛情たっぷり味噌!

美味しくなぁれ♡

 

「暮らしの手しごとの会」はとてもゆったりのんびりできました。

参加者のお一人お一人とたくさんお話しができて嬉しかったなぁ。

 

お味噌づくりはおばあちゃん世代では、どこでも当たり前のように行われていたそうです。

ひだまりのご近所さんでも「お味噌を仕込まないという選択肢は無いな〜」というお家があったり、

「もう弁当持ちがいないけど、毎年梅干しは仕込むの」というおばあちゃんがいたり。

 

お味噌や梅干しやたくあんなどの保存食を、どこの家庭でも当たり前に、年中行事として、家族が一緒になって作る暮らしがいいなぁと思います。

無理せず、楽しく、できる範囲で。

 

ひだまりの「暮らしの手しごとの会」がそんなきっかけになるといいなぁと思います。

 

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ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

10月以降の仕上がりが楽しみです♪

 

(hana)

 

 

【レポート】『味噌仕込み&yogaリトリート@山梨塩山』

2017年3月11日。

うらら先生と『味噌仕込み&yogaリトリート@山梨塩山』を開催しました。

うらら先生たってのご希望での開催日程でした。

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まずは、yogaの時間。

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とても元気に、パワフルに、笑顔が弾けるyogaのレッスン!

 

そしてランチタイム。

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いつもながら「いただきます」の瞬間は特別です。

食材の生命に感謝し、今ここにあることに感謝。

目の前にあることが決して「当たり前」ではなく、尊く有難いのだという感謝の気持ちが、より一層深く込められた「いただきます」となりました。

お腹も空いたみなさんの笑顔が素敵です♪

 

食後に自己紹介タイムがあり、女子トークで浮き立ちました♪

そして、青大豆のミンチ作業。

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「ミンチ、完成ー!」

 

ミンチした青大豆が冷めるまで、ハンモックシエスタ

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女神たちの休息。

 

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マリア様のような微笑み。

 

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うららかに晴れた初春の空と、山並みに抱かれて、穏やかなひととき。

 

さて、味噌仕込みスタート!

まずは「塩きり」。

米糀と麦麹を優しくほぐし、さらに塩とよく混ぜ合わせます。

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小さい人も見守ります。

 

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ミンチした青大豆を加えて、こねこね。

ちょうどここで14:46を迎えました。

手を止め、静かに黙祷。

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うらら先生からインドで感じたこと、学んだことから輪廻転生のお話しがありました。

 

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味噌玉を丁寧に丸めて。

 

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一つ一つ樽に詰めていきます。

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そして、美味しくなる「おまじない」を心込めて記します。

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出来たお味噌たちが輪になり、記念撮影。

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美味しくなぁ〜れ♡

 

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今回は苺と甘酒のスィーツ。

華やいだ桃色が、なんだか今回のみなさんの雰囲気にぴったりでした。

 

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記念撮影。

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今回は、私がとても苦しかった時期に支えてくださった方が参加してくれました。

とても嬉しい嬉しい再会でした。

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私がリトリートを開催する理由は、「恩送り」です。

あの頃いただいたたくさんの恩を、いつか誰かに送っていける自分でありたい!

自然、食、yoga、ハンモック。

そして何より人のつながりに癒されて、支えられて、元気になった私だからこそ、ひだまりリトリートの可能性が信じられます。

 

ゲストのみなさんそれぞれが、今の自分に必要なものを感じて、気づいて、満たされていくこと。

答えはどこか「外側」にあるのではなく、自分の「内側」にしかなく、それを見つけるための「ヒント」がひだまりにはあるように思います。

 

ティータイムのふりかえりの中で、みなさんがシェアしてくれた言葉に、今日一日を様々に感じ取ってくれたことが溢れていて、

また少し恩送りができたのかなぁと嬉しくて嬉しくて涙が止まらなくなってしまいました。

 

うらら先生が「yogaの良い先生の条件とは、生徒さんがいてくれること。」と話してくれました。

まさに恩を送らせてもらえるゲストのみなさんのお陰です。

本当にありがとうございます‼︎

 

今日この日感じたことが、みなさんの日常をより豊かに、さらにイキイキと輝く毎日につながりますように!

 

ここから美味しいお味噌に育んでくださいね♪

 

うらら先生

ゲストのみなさん

本当にありがとうございました!

 

(hana)

 

【レポート】『優しさが身を包む、お味噌仕込みとヨーガのリトリート』

3/4 おだやかな天気に恵まれて、Masa先生とのリトリートを開催しました。

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まずは自己紹介!

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そしてMasa先生から「今の自分の課題を、できる範囲でシェアしてください」とのお題が。

今回も国際色豊かなみなさん。

前回のリトリートからのリピーターさんや、なんと県内の地元の方まで、素敵なご縁がつながりました!

 

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みなさんが到着した頃にはすでに沸騰した大釜の中で、青大豆もみなさんをお待ちしていました。

 

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手回しのミンサーも張り切って待機中!

(取っ手が尻尾みたい)

 

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まずはyogaの時間。

今回はyoga初体験の方もいらっしゃって、Masa先生のレッスンがyogaのスタートになるって素敵です♪

英語での誘導も、まるでマントラのようで美しく、いつもながら聴き入ってしまうひととき。

 

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ランチは山梨のソウルフードほうとう」が堂々のメインディッシュ!

家庭料理としての、飾らないおうちごはんのほうとうです。

ヨガマットとほうとうって新鮮な光景。

 

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みなさん、ご自分のお腹と相談しながらのビュッフェタイム。

 

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「いただきます」

手を合わせるみなさんの横顔がとても素敵です。

いただく生命への感謝。

一緒に食卓を囲む一期一会の出会いに感謝。

目の前のひと皿にワクワクする気持ち♪

「いただきます」の瞬間って、やっぱり素敵です!

 

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ご飯の中で利き味噌も。

5年分のお味噌のそれぞれの違いに興味津々!

 

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お昼にはすっかり茹で上がり、ミンチを待つ青大豆。

 

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みんなで交代しながらミンチ作業。

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たくさんの笑い声に包まれて、どんどん青大豆がミンチされていきました。

 

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絵になる光景。

やわらかな陽射しに、リラックスしてくつろぐ笑顔が、なんだかとても「ひだまり」です。

 

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青大豆が冷めるまで、みなさんもシエスタ

ハンモックに身をゆだねてユラユラとまどろむひとときは、本当に至福です!

 

さて、お味噌仕込み♪

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和やかに、笑顔が溢れます。

 

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ていねいに、愛情込めて。

 

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麹の匂いも嗅ぎながら。

 

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愛情たっぷりの味噌玉♡

 

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味噌玉を大切に樽に詰めていきます。

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これぞ「味噌yoga」⁉︎

 

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お味噌が美味しくなる「おまじない」をそれぞれに記していきます。

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個性豊かなお味噌が出来ました!

 

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ティータイムにふりかえりの時間。

そしてMasa先生からのメッセージ。

「良いことは待つ価値がある」

お味噌が美味しくなるために必要な時間があるように、それぞれの課題やチャレンジが実現していくのにも必要な時間がある。

すぐに結果を出すことが良しとされがちな今の社会だけど、本当に良いことは待つだけの価値があるから。

焦らず、腐らず、諦めずに、時間をかけて大切にしていこう。

 

「今日のお味噌が美味しくなった頃に、みんなの課題やチャレンジが成就していることを祈ります」

Masa先生の言葉が胸に深く、温かく残りました。

 

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今日の記念写真。

お味噌もそれぞれの人生も豊かに醸されますように‼︎

 

Masa先生

ゲストのみなさん

ありがとうございました!

 

(hana)

 

暮らしの手しごとの草木染め《桃》

初めて「草木染め」を一人でやってみました。

 

今回、染料として使ったのは桃の枝。

昨年、剪定したのを薪としていただいたもの。

 

先日、見学した染めワークショップでは梅の枝を染料としていました。

桃も梅と同じバラ科。

そして山梨は桃の産地!

冬の間にたくさんの剪定した枝がでます。

それを有効利用できたらいいなぁと思うのです。

 

煮出すのは庭に薪ストーブを出して、庭の片付けで出た剪定枝を薪として使いました。

 

まずは布の精錬。

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新しい布でも織る過程で油がついたり、白くても糊や汚れが繊維の中まであるそうです。

 

中性洗剤を入れて、1時間の煮洗い。

そして、よーく水ですすぎ洗い。

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布の種類で、何度水を替えても濁りが出てくるものもありました。

やっぱり汚れているんだなぁと実感。

 

乾いたら、豆乳処理。

植物性繊維は染まりにくいので、布にタンパク質を染み込ませます。

 

ここまでが下処理。

はぁ〜、手間がかかる‼︎

どんなことでも準備が大切。

こういう水面下の見えない部分を疎かにすると、目に見える「仕上がり」が美しくないのですね。

畑の土作りなどに通じるものがあります。

 

さて、染液づくり。

桃の枝を細かくして、煮出しました。

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沸騰しない程度の温度で約1時間。

ガスコンロで、この量を1時間も煮るのはガス代が怖いかも(笑)

 

同じ枝で、もう一度煮出して(やっぱり1時間!)、2回分の染液を合わせました。

染液はとても濃いオレンジ色でした。

先日見学した時の梅とかなり近い色になっていました。

 

さぁ、染めます!

今回はオーガニックコットンのストールにしました。

豆乳処理までしたものを水に浸して、染料がよく染みるようにして、そっと染液の中へ。

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沸騰しない程度の温度で約30分。

こまめに染液の中で泳がせて、ムラにならないように。

 

次は媒染。

今回はミョウバンを使いました。

よく浸して30分間。

 

一度の染めでは色が薄いので、染液→媒染をもう一度繰り返し、最後に染液の中に一晩浸けておきました。

 

やっぱり綿はそれだけ染まりにくいので、時間も手間もかかりました。

 

翌朝、染液からあげて、何度も水ですすぎ、乾かして、完成ーー!

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仕上がりはピンク色ではなく、やさしいたまご色になりました♡

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初めて自分で染めたストールはとてもとても嬉しい色をしています。

春らしいピンク色を期待していたけど、期待通りにならないのもまた楽しい。

草木という自然を相手に色をいただく染めは、私のちっぽけな期待や思惑は超えたところに、本当の楽しみがあるのでしょう。

 

3日間に渡った染めの工程。

とても手間がかかったけれど、家事や仕事の合間にお世話していました。

「暮らしの手しごと」というのは、暮らしの中の一部分として溶け込むもの。

昔の人はきっとかまどでご飯を炊いたりする傍らで染めていたのかもしれません。

 

今回はしぼりなどの模様はつけませんでした。

なぜかな?

少しでもたくさん桃の色を布にいただきたかったのかもしれません。

(欲張りだなぁ〜(笑))

家事や仕事の合間に染めていたので、あまり手が回らなかったのかもしれません。

模様が現れる時の「わぁ〜♡」という高揚感はなかったけれど、染め上がったストールを眺める静かな喜びと、桃に対する感謝の気持ちがありました。

 

もしかしたら、染めにも「ハレ」と「ケ」があって、暮らしの手しごととしての染めは「ケ」の染めで、料理をするように日常の中にあるものなのかもしれません。

 

きっと昔の人は絹よりも木綿を染めていたのではないかな。

染まりにくい木綿を日常の、台所にあるようなものを使って濃く染まるように工夫して、何度も洗って自然に退色したら、また重ね染めて。

そうやって長く、大切に、愛着を感じながら布を使っていたのでしょう。

 

自然の恵みを食事としていただく料理は、身体の中に自然のエネルギーが届きます。

染めは、もともとが植物を漢方薬のようにして傷の手当などに使ったところから発祥し、自然のエネルギーを身体の外側に纏うもので、そこには自然に対する畏敬の念や感謝や祈りなどが込められていたのかもしれません。

 

まだまだ始まったばかりの暮らしの手しごと。

これから少しずつ、季節の色をいただく「練習」をしていこうと思います。

 

次は何で染めようかなぁ〜♪

 

(hana)

 

 

 

 

 

 

志村宏さんの『染めワークショップ・春』にて感じたこと

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志村ふくみさんのお孫さんにあたる志村宏さんによる、染めワークショップを見学してきました。

(応募多数で抽選になり当選できず。でも見学は自由!)

 

今年は、季節の草木染めを暮らしの中に取り入れていきたいと思っている私には、とてもタイムリーな学びの機会になりました!

 

今回の染料は梅。

花が咲く直前の梅のエネルギーをいただきました。

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宏さんがわざわざ京都から運んできたそう。

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染料をいただいた後の枝。

木のエネルギーがまだ残っているようです。

 

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絹のストールを染めました。

動物性の繊維だと下処理がほとんど不要で、発色も鮮やか。

 

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アトリエシムラでは、染めた布に風をふくませ、お日様の光を透す工程をとても大切にされていました。

自然の色は、自然の中で見ることが大切なのですね。

 

「布の奥にある紅色が見えますか?」と言われたけど、うーむ…私には見えませんでした。

 

媒染することで現れた薄紅色。

そういうことなんだ〜!

染めを3回、媒染を2回。

その度にうっすらと変化していく様は本当にうっとりしました♡

 

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続いて絹糸を染めました。

染めている時の参加者の皆さんの表情がとても印象的でした。

 

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染めていく中で糸が絡まっても、宏さんが捌くとあっという間に整うマジックのよう!

さすが鮮やかな手捌き‼︎

 

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同じ絹糸なのに、縦糸と横糸では染め上がりが全く違うのです♡

左が縦糸、右が横糸。

横糸は「くず繭」からの手紡ぎの糸。

 

 

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宏さんが染めた糸をたくさん持ってきてくれました!

絹ならではの光沢に、優しい春色のグラデーション♡

染める回数や媒染の種類などで、同じ梅でも何十種類と染め分けることができるそうです。

 

自然の恵みをいただくために、植物や糸と向き合っている宏さんの言葉は、とても謙虚で、同時に力強さがあり、とても美しいものでした。

 

今回の染液を煮出している時に、「今回も染まってくれるかなぁと心配だった」と言っていました。

「手づくりの仕事は毎回が同じじゃないから、いつも一年生の気持ちです」

まさに田んぼや畑をしている私にも深く共感する気持ち!

 

「均一の色に染めて欲しいという注文や、あの時と同じ色に染めて欲しいという注文はとても難しいです」

自然の力を信じ、植物の色を尊び、生命の色を「有り難くいただく」という姿勢からは、人の思惑やコントロールを超えた謙虚さが感じられました。

 

「次の人が喜んでくれるような仕事をしたい。そう考えると、自ずと仕事はどんどんと丁寧になる」と繰り返し仰っていました。

染める人は、次に織る人のことを。

織る人は、次に着る人のことを。

「次の人」が嬉しくなるように想いを込める。

それは料理に通じるものと同じだと感じました。

 

「色に善し悪しはない。善し悪しを感じるのは人の為せること」

ついつい「濃く染めたい」「こんな色が欲しい」と欲がでてしまうのは、人の欲。

その欲を超えたところに、生命が発する美しい色が見えてくるように感じます。

 

最後に、宏さんが京都の畑で、ご自身が育てている藍の種を分けてくれました。

花が白い品種です。

うちの花が紅い藍とは品種が違うのですね。

山梨の地で育ってくれるのか、とても楽しみです!

 

季節の草木染め。

あぁ、やっぱり楽しいです♪

 

*今回、参加者のみなさんに写真撮影やSNSなどへの掲載のご了承をいただいて投稿しています。ありがとうございます!

 

(hana)

 

 

保存した大根との「再会」

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昨年の12月中旬に大根を保存するために天空の畑に埋めました。

 

深く穴を掘って、約100本ほど!

 

昨年たっぷり作った切干し大根もだいぶ減ってきたことだし、

暖かくなって地温が上がってしまうと痛んでしまうので、

掘り出すことに。

 

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久しぶりの再会!

おぉ、ちっとも痛んでない!

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しっかり土にくるまっていました。

 

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少し乾かして、土を落としてから持ち帰ります。

 

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まだまだたくさん埋まってる〜♪

土を戻して、シートを被せて雨雪から守ります。

 

早速、晩御飯のお味噌汁に。

とっても新鮮シャキシャキでした。

あまりにも良い保存状態にびっくりです!

 

空気が乾燥しているうちに、また切干し大根に干そうっと♪

 

(hana)

 

 

穂高養生園料理長 野本弥生さんのお料理教室で感じたこと

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穂高養生園料理長・野本弥生さんによるクッキングデモストレーション@鎌倉WholeFoodsStudio&tricot』にアシスタントとして、ゲストとして参加しました。

 

昨年、養生園に宿泊し、弥生さんに再会して、改めて今の私の原点を再確認しました。

(その時のことはコチラマクロビオティックとの出会い - ハンモックと小さな畑のある暮らし

 

そして今回は天野先生からお声がけいただきました。

天野先生はWholeFoodsStudioを主宰し、私はWholeFoodsStudioのインストラクターコース5期生。

 

つまり「原点」と「師匠」のお二人!

「なんて有難いチャンス!」と二つ返事でお受けしたものの、
直前にあまりの緊張感で、ちょっぴり逃げ腰になりました(笑)
アシスタントは3回目ですが、毎回レベルの高さに頭が真っ白になるくらい、1人バタバタしていて(大汗)

 

ですので今回、事前にレシピをいただけたので、入念なイメージトレーニングをしました〜!

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(とにかく会場に向かうギリギリまで読み込んだり、盛り付けイメージまで描いてみた(笑))

 

でもふと思い浮かんだのは、

「弥生さんのテクニックを学ぶのではなく、レシピに込めた弥生さんの想いに共鳴してキッチンに立とう」ということ。

 

そして弥生さんの想いは、きっとゲストの「美味しい♪」の笑顔を想う「あたたかなもの」のはず。

 

それならば私も、ゲストの方の笑顔を思い浮かべながら、「あたたかな」気持ちで仕込みをしよう!

 

アシスタントのみなさんは、もうそれぞれがお料理教室を開催している「先生」ばかり。

そんなメンバーの中に居られる幸せ!

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仕込みの段階からいろんなハプニングもありました。

でも弥生さんや天野先生は本当に臨機応変に、柔軟に、「ピンチはチャンス」にアレンジしてしまうのです。

そしてアシスタントみんなでテキパキと対応してしまうのです。

 

ほんの一日で生まれた連体感、チームワークは素敵でした。

きっとみんながみんな、「ゲストの笑顔のために」という「あたたかなもの」に思いを同じくしていたのだろうと思います。

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「同じ釜の飯を食べる」

ひとつの輪になって食べた賄いのなんとも贅沢な美味しいひと皿!

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今の私の原点ともいえる弥生さんの隣に居て包丁さばきを見つめ、

弥生さんと天野先生が打ち合わせしていたり、

料理以外のお話もできたり。

そういう「ステージ」に居る自分を本当に幸せだと感じました。

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当日はゲストとして参加。

前日に自分も仕込んだお料理を、自分で食べるという経験は、想像以上に感じることがたくさんありました。

 

スイッチが入った弥生さんの和やかでありながらも、凛とした佇まい。

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手際の良さの中にも食材に対する愛情がありました。

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天野先生の先を読んだ絶妙のアシストや、

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キッチンでデモを引き継いでお料理するアシスタントのみなさんの、真剣かつスピーディな手際の良さは美しかったー!

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そうして並んだお料理のひと皿ひと皿は、彩りや盛り付けを超えた「光」を放っているように見えました。

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食べていて、本当に心の底から「美味しい♡」と感じました。

そのひと皿に至るまでの手間暇が思い浮かびました。

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先日、ヒンドゥー神官の二ティッシュさんが話してくれたヴェーダの中に、
「その料理をどんな心もちでつくったか、食べた後の気持ちで感じとれるものである。」とありました。

 

今回、食べている時も、食べ終わってしばらく経っても、とても「あたたかなもの」で満たされています。

その「あたたかなもの」は「愛」と表現するしかないような純粋な、美しいもの。

 

私がアシスタント直前に感じた、「ゲストの笑顔のために」込めた私自身の思い。

弥生さんや天野先生やアシスタントのみんなとのチームワークの思い。

それこそが食べた後に私の中に残る「あたたかなもの」なのです!

 

アシスタントとゲストの両方を同時に体験できたからこそ、体感を通して学ぶことができました!

 

「料理すること」の真髄に触れた得難い経験となりました。

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弥生さん

天野先生

アシスタントのみなさん

本当にありがとうございました‼︎

 

 

(hana)

 

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