はたけ日和の味噌仕込み会
はたけ日和のメンバーでお味噌を仕込みました。
1年間、青大豆の種まきから一緒にやってきたみんなです。
土づくり。
種まき。
土寄せと中耕。
収穫。
脱穀。
選別。
こうしてみんなと育てた青大豆がとうとうお味噌になる日。
しみじみと嬉しい。
早朝から大釜で茹でました。
ここ数日は午前中から暴風のため、風が吹く前に煮上がって一安心。
もう何回も一緒に仕込んでいるので、すっかり手慣れた感じ。
テキパキと工程が進みます。
釜からあげて、
機械でミンチにします。
まだ大豆が熱いので、木製の「ごん鉢」で冷まします。
今年は黒豆が豊作だったので、初めて黒豆味噌を仕込んでみました。
青大豆とは分けて茹でました。
ごま団子みたい(笑)
こねながら、「このまま焼いても美味しそう!餃子の中身にしても美味しそう!」というアイディアがどんどん湧いてきました!
「昨夜、豆腐ハンバーグだったから、きっと大豆ハンバーグもいいね〜」ってお料理の話になるのも楽しいひととき♪
お昼はほうとう。
スペシャルゲストに義母も来てくれて、かまどで煮た大根の煮物を持ってきてくれました。
都会ではなかなか味わえない味にどんどん箸が進みました。
樽に詰めて、しっかり蓋をして、麹を包んでいた包装紙で封をします。
日付や美味しくなる「おまじない」を書いて、
「美味しくなぁれ♪」と気持ちを送ります!
粉雪まで舞う寒い一日。
まさに寒仕込みとなりました。
自分で育てた青大豆で仕込んだお味噌は格別です。
ここからさらに時間をかけて育ててくださいね!
1年間お疲れ様でした!
そしてありがとう‼︎
美味しいお味噌になりますように。
(hana)
我が家の味噌仕込み
2017年の味噌仕込み。
年明けの寒仕込みがすっかり我が家の恒例行事となりました。
今年は仕上がり100キロを超えるため、前日準備からなかなか大変でした。
まずは大きな釜でたっぷり浸水してふっくら膨らんだ青大豆を煮ます。
薪で大量に煮ている光景は圧巻です。
吹きこぼれないように丁寧にアクをとります。
途中、煮え加減をみるために試食をするのがとても楽しみ。
これが美味しくて、うっかり食べ過ぎてしまいます。
また煮汁も飲んで温まります。
砂糖を加えたかのように甘〜い!
だからなのか煮汁を「あめ」と呼びます。
煮ている間に「塩きり」の工程。
うちでは米糀と麦麹を同量使います。
甲州味噌の配合。
まずは麹をよくほぐしてから、塩とよく混ぜます。
青大豆はだいたい3時間ほど煮て柔らかくなったら、ミンチする機械にかけます。
これがモンブランにしか見えなくて(笑)
しっかり冷ます間にお昼ご飯。
ほうとうを作りました。
この時期のおうちご飯が並びます。
ミンチ大豆を計り、塩きりした麹と混ぜ、途中「あめ」で水分量を調節。
しっかりこねてから味噌玉に。
私達は樽に投げつけることはせずに、「美味しいお味噌になぁれ♪」と言いながら優しく、丁寧に、空気を抜くようにギュッと詰め込んでいきます。
種から育てた愛おしいお豆たち。
ここから発酵を重ねて成長していくお味噌の赤ちゃん。
とても投げつける気持ちにはならないのです。
今回も2歳になる甥っ子が参加。
この子は0歳のときから味噌仕込みに参加しているので、今回が3回目の味噌仕込み。
お母さんと向き合ってこねる姿がなんとも愛らしい♡
コロコロとした笑い声に満ちて、大人も自然と笑顔になります。
こんな風に家族での味噌仕込みは満ち足りた幸せな時間。
中学生になって部活が忙しくなっても、「今日は家族の味噌仕込みなので、部活は休みます!」と顧問の先生に言ってね♪
義母と並んでせっせと樽に詰めます。
なかなかの力仕事。
(義母がかぶっているのは、昨夏の藍染めの布を使って作ったほっかむりです!)
樽に詰め終わったところ。
全部で10樽。
壮観です。
味噌部屋に保管したところ。
さぁ、来年までじっくり醸して美味しいお味噌になりますように!
私は4回目。
旦那さんは10回目の味噌仕込みとなりました。
餅つき同様、この味噌仕込みも「イベント」ではなく、日常の暮らしの手仕事。
ただただ美味しいから続けています。
青大豆を種まきから育て、収穫、脱穀、乾燥、手選別…たくさんの手間と時間をかけるのも、ひとえに自分たちが美味しいものを食べたいから。
家族の健康を願い、
一年の無事に感謝し、
作物の生命に感謝し、
「あぁ、旨い!」の瞬間のために。
今年も無事にお味噌を家族で仕込むことができました。
ありがとう!
(hana)
前日準備!
明日は自宅用の味噌仕込み。
まずは青大豆を丁寧に洗います。
そしてたっぷりの水で浸水。
だいたい体積比で豆の3倍くらいの水に浸します。
青大豆は浸水してふっくらと膨らむので、水から顔を出してしまうと煮え方に差が出てしまいます。
麹屋さんに麹を受け取りに行き、すぐに冷暗所に広げて並べておきます。
生の麹なので、湿気が蒸れて麹の質が変わらないように、これも大切な準備。
その他、茹でるための大きな釜を洗って設置したり、
塩を計って袋ごとに分けておいたり。
細々と準備することがたくさんあります。
青大豆の種まきから始まったのが、このお味噌仕込みでゴールを迎えます。
とうとうお味噌仕込みがやってくるなぁとしみじみと嬉しくなりました。
(hana)
水出し珈琲
ハンモックの仕事で埼玉県を巡りました。
取り付けたところのスタッフさんが「ちょっとお時間あれば、美味しい珈琲を飲みに行きませんか?」と連れて行ってくれました。
ちょっと車を走らせる道々には、木工や製材所などが立ち並び、なんだかワクワクしました。
着いたところには趣のある佇まいが。
築140年の建物の味わいある引戸を開けると、木の小物や絵本が並び、その奥に年代物の水出し珈琲のガラス器がありました。
すでに今はもう製造されていないらしい、大きく複雑な水出し器は1秒一滴、8時間かけて珈琲を抽出するそうです。
ものすごい存在感でした。
(圧倒されて写真を撮り忘れたくらい)
またマスターの風貌からカウンター席のいたるところにこだわりが感じられ、ついついマスターの所作に魅入ってしまいました。
一番人気はアイス珈琲だそうです。
マスターのポエム付き。
私はホット珈琲の方が好きでした!
いやはやもう珈琲とは思えない、これまで飲んだことのない澄んだ味わいでした。
珈琲に魅せられて35年。
ひたすらに味を追求し続けてきたマスターの人生模様もうかがい、なんだかとても味わい深いひとときでした。
向かいには、初夏に蛍が舞う川が流れ、土手にはベンチやテント、焚き火の場所までありました。
樹齢140年の桜の木の下で飲む珈琲は至福のひとときだろうなぁ。
マスター曰く「季節を問わない色」と様々な白い物が配置され、白い額は「誰でもモナリザになれる場所」だそうです。
次回、そっと微笑んでみようと思います(笑)
またきっと行きます。
(hana)
しあわせの青い酉
父の作品。
2017年の干支の酉。
趣味の陶芸ももう5年間ほど続いていて、すっかり自前の食器で日々の食事を盛り付けているようです。
羨ましい!
新年の挨拶に里帰りしたら、玄関に鎮座していました。
なかなかの力作にベタ誉めしたら、なんと気前良くプレゼントしてくれました!
「山梨へ連れて帰っていいぞ」
2016年はこの青い釉薬「なまこ」がマイブームだったそうで、周りは赤で色付けするところ、一人青い酉に。
仕上がってみたら、「幸せの青い鳥みたい」と好評だったそう。
その年の干支って、つい2月頃には存在感も薄れてしまうけど、
これで1年間の存在感も不動のものに?(笑)
しあわせの青い酉がいつもそばにいてくれます。
(hana)
元旦
眩しい日差しで暑いくらいのリビング。
有り難いです。
庭からの日の出を眺めた後は旦那さんが淹れてくれた美味しい珈琲。
そしてゆっくりとお節を仕上げました。
大晦日の昼過ぎからのんびりと始めたお節づくり。
無理せず、自分のできる範囲で、楽しく作りました。
黒豆煮は圧力鍋で蒸してから、ルクルーゼに移して、少しの甜菜糖を加えて薪ストーブの上でことこと煮ました。ふっくらつやつやに煮えて嬉しい♪
田つくりは胡麻とミックスナッツが香ばしく、いつまでも食べられるキケンな美味しさ♪
栗きんとんは、旦那さんの実家からいただいたクチナシの実で鮮やかな色合い。栗は甘栗を使って楽ちん。
紅白なますは、大晦日のお昼に天空の畑へ行って収穫してきた大根と、田んぼ畑にある人参。来年は真っ赤な人参を植えたいな。
たくあんもすでに試食済み。塩も薄めに漬かって、ずっと食べていられる美味しさ。
お煮しめはご近所さんからいただいた里芋をたっぷり煮ました。義母が芋からつくってくれたコンニャクもたっぷりと。
人参の飾り切りをしようとしたら、径が小さくて型抜きができず。一年に一度しかしないので、来年は覚えていられないかも(笑)
塩麹に漬けておいた鶏モモや干し椎茸から本当に美味しい出汁が出て、醤油だけでも十分な美味しさ。
母譲りのお雑煮は醤油ベースで、ほんの少しの隠し味で味が引き締まります。焼いた小さな角餅を一つ。懐かしい味です。
来年は母の漆塗りのお重を譲受けて、盛り付けてみたいな。
何か一品でもレパートリーが増えたら楽しいかな。
それにしてもお節料理ってびっくりするほどの砂糖を使うのね。
半量に減らして、マイレシピにしています。
(hana)